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令和3年(2021年)10月7日(木) / 「日医君」だより / プレスリリース

コロナ禍における菅前内閣の奮闘に謝辞

 10月4日に岸田新内閣が発足したことを受け、中川俊男会長は10月6日の定例記者会見で、コロナ禍における菅前内閣の奮闘に謝辞を述べた。

 中川会長は、菅義偉前総理大臣について、「『国民のために働く内閣』を掲げ、安倍内閣を引き継いで全力で新型コロナ対策にまい進された」と回顧。新型コロナウイルス感染症対策の切り札であるワクチン接種においては、菅前総理が掲げた1日100万回接種という目標を受けて全国の医師会が底力を発揮した結果、最大1日170万回を達成するなど、ワクチン接種の先頭集団国になったとして、改めてそのリーダーシップに敬意を表した。

 加藤勝信前官房長官に対しては、「安倍内閣で2度にわたり厚生労働大臣を務められ、菅政権下では官房長官として新型コロナウイルス感染症対策に尽力された」とし、自身が共同代表を務める「日本健康会議」の立ち上げにおける力添えや、自民党の「国民医療を守る議員の会」での活躍にも謝意を示した。

 田村憲久前厚労大臣に対しては、新型コロナウイルス感染症対策を始めとする多分野での貢献に謝辞を述べた上で、「本年5月の医療法改正によって、新興感染症等への対策が、医療計画の5疾病5事業の6番目の事業として追加されたことを高く評価している」と強調。平時からの準備として、マスク、個人防護具、人工呼吸器などの資材の備蓄に加え、専門スタッフなどの医療従事者と病床の確保などを、通常医療との両立も踏まえて定め、毎年更新することの意義を指摘した。

 西村康稔前経済再生担当大臣に対しては、「新型コロナウイルス対策担当大臣も兼務され、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の発令において連携させて頂いた」として、医療者の意見が反映されたことを述懐。「必要な医療機器や診療における必需品の確保にも、全力で取り組んで頂いた」 とした。

 河野太郎前ワクチン接種推進担当大臣に対しては、「新型コロナワクチン接種の円滑化に向けた意見交換をさせて頂いた。ワクチン接種の推進を果たされ、VRSの導入により、ワクチン接種状況のリアルタイムでの把握、公表が実現された」と述べ、今後も、この取り組みが堀内大臣に引き継がれるよう期待を寄せた。

◆会見動画はこちらから(公益社団法人 日本医師会公式YouTubeチャンネル)

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