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令和8年(2026年)8月5日(水) / 日医ニュース

役員紹介<副会長>

①今まで訪れた中で一番感動した場所 ②人生で最良の一冊と思われた本 ③これまでで一番印象に残っている患者さんとのエピソード ④会員の先生方へ一言

茂松 茂人(しげまつ しげと)

260805b1.jpg①オーストラリアのゴールドコーストにあるプライベート病院。1998年に院内旅行にてオーストラリアを訪れ、当時は我が国に存在しなかった、大きなプールにおいて若者から高齢者まで器具を用いてリハビリテーションを行っていた風景を見た時。
②『社会的共通資本』(宇沢弘文著)。この著書には医療や教育などは、人々の豊かな生活を支える社会の基盤であり、市場原理だけに任せず、社会全体で適切に維持・管理すべきものであると述べられています。この「医療は社会的共通資本である」といったフレーズが、今の私の医師会活動の根幹にあるため。
③70歳代から慢性関節リウマチや糖尿病、高血圧症の治療を始められた女性患者さん。長年教育の現場や行政で活躍され、80歳になっても政治や医療に高い関心を持ち続けておられました。ご自身の病気にも知的好奇心を持って前向きに向き合う姿は、教壇に立たれていた頃の情熱そのものでした。その後、脳梗塞(こうそく)を患いながらも「医療も教育も社会の根幹ね」と、まさに宇沢弘文先生と同じことを常々仰っておられました。彼女の言葉は疲れた私をいつも心から励ましてくれるものであり、90歳を超えた今でもお元気に過ごされております。彼女の言葉を胸に、これからも医療をしっかり守ってまいります。
④6月の日本医師会定例代議員会において3期目の副会長に選任・選定をいただき、深く感謝申し上げます。初心に戻り身を引き締めて会務に専念してまいります。国民の生命と健康を守るという医師会の使命を胸に、地域医療の充実、医療提供体制の強化、そして会員の皆様が安心・安全に医療に専念でき、患者さんが適切な医療を受けられる体制づくりに全力で取り組んでまいります。松本吉郎会長を始めとした役員、全国の会員の皆様と共に力を合わせ、開かれた日本医師会を目指して誠心誠意努めてまいりますので、今後ともご指導、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

池端 幸彦(いけばた ゆきひこ)

260805b2.jpg①イタリア(ベネチア)。家族水入らずで初めて訪れた水の都の美しさに感動。
②『学問のすすめ』(福沢諭吉著)。母校の創立者でもあり、「実学」の精神は今も私の人生の指針。
③在宅で看取った重い遺伝子病の医療的ケア児は、私の地域医療の原点。母親の「この子は普通とちょっと違う個性をもって生まれただけ。だからこそ家族と一緒に過ごす時間をもちたい。覚悟はできています。」という言葉は、今も心に深く刻まれています。
④この度、日本医師会副会長を拝命いたしました。これまで福井県医師会長として、また中医協委員や病院団体の立場から、地域医療の現場と向き合ってまいりましたが、これからも地域で診療に携わる一人の医師としての視点を忘れず、会員の先生方の思いを国の医療政策へしっかりと届けてまいります。厳しい時代だからこそ、医師会の結束と対話が重要です。皆様と力を合わせ、国民と地域医療を守るため全力で取り組んでまいります。

城守 国斗(きもり こくと)

260805b3.jpg①ドロミテ渓谷(イタリアとオーストリアとの国境近くに広がる山脈)。まさしく、アルプスの少女ハイジの世界だったので。
②特にありません。本を読むことが嫌いでしたので。
③インオペ状態の延髄腫瘍で入院され、四肢麻痺からレスピレーター管理となり、4カ月後に亡くなられた患者さんです。決して取り乱すことなく、ご自身の状況を受け入れ、初期研修医であったこともあり、全く無力であった私たちに対する穏やかで、感謝の気持ちのこもったまなざしが今でも忘れられません。医学のおごり、優しさ、死への向き合い方等々、多くを学ばせていただいたという意味では、感謝しかありません。
④この度、6月の日本医師会定例代議員会にて日本医師会副会長に選任・選定いただきましたことに改めまして感謝申し上げます。4期8年務めました常任理事としての経験を踏まえ、茂松・池端両副会長、常任理事の先生方と共に松本執行部を少しでもお支えできるよう頑張りますので、何とぞよろしくお願いいたします。
国民の生命と健康を守り、その役を担う医療機関がしっかり機能できる医療政策を実現するためには、医療界の団結が必須です。医療界の力を削ぐ最も効果的な方法が分割統治ですので、各団体がバラバラに主張することなく一致団結をお願いいたします。

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