令和6・7年度会内委員会答申・報告書(全文は日本医師会ホームページ「メンバーズルーム」に掲載)


地域包括ケア推進委員会はこのほど、会長諮問「地域包括ケアシステムにおけるかかりつけ医の役割」に対する答申を取りまとめ、当時担当の江澤和彦常任理事同席の下、馬岡晋委員長(三重県医師会長)から松本吉郎会長に提出した。
答申は、「はじめに」「1.地域包括ケアシステムにおけるかかりつけ医の役割」「2.主治医意見書からみたかかりつけ医の役割~健康寿命の延伸や介護予防を意識した診療のすすめ~」「3.地域における課題と取組」「おわりに」で構成されている。
「1.地域包括ケアシステムにおけるかかりつけ医の役割」では、日本医師会の「地域に根差した医師の活動」の表を掲載し、地域包括ケアの深化・推進に当たり、医師の取り組みを国民に広く知ってもらうことの重要性等を示している。
「2.主治医意見書からみたかかりつけ医の役割」では、かかりつけ医個人の視点から、川越正平委員(千葉県医師会理事/松戸市医師会長)がかかりつけ医として、既に診断し、治療を担当している病態に限定することなく、かかりつけ患者の健康寿命の延伸や介護予防までを射程に入れて、可能な範囲で指導に取り組むことを推奨。そのために役立つ知見を整理するとともに、時間が限られる外来診療においても実施可能な指導の在り方として、主治医意見書の「生活機能とサービスに関する意見」欄等を活用しつつ、「運動」「栄養」「口腔」「外出・交流・参加」「複数診療科での協同診療」「『軌道』と多職種協働」という六つの論点を取り上げて考察している。
「3.地域における課題と取組」では、「地域に根差した医師の活動」に着目し、その多様な実践を共有することにより、今後の地域包括ケアシステムの更なる深化・推進に資することを目的として、地域における医療機関や医師会等を単位とした取り組み事例を紹介。また、大都市部、一般市、中山間・人口減少地域といった地域類型ごとの課題なども示されている。



