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「生命(いのち)を見つめる」フォトコンテスト

第18回「生命(いのち)を見つめる」フォトコンテスト入賞作品

2017.3.6
※本コンテストは、2017年度より「『心に残る』医療体験記コンクール」と統合、リニューアルし、「生命(いのち)を見つめるフォト&エッセー」として開催されています。
詳細はこちらからご覧いただけます


ごあいさつ

 「生命(いのち)を見つめる」フォトコンテストは、写真を通して生命の尊さや大切さを考えてもらいたい、との願いを込め、日本医師会と読売新聞社が毎年開催しています。第18回目の今回は、全国から2,000点以上の作品が集まり、厳正な審査のもと、入賞作品29点が決定しました。

 ご高齢者の元気な様子や家族とのふれあい、新しい命を楽しみに待つ姿や、愛らしい動物たちをとらえたものなど、今年も数多くの応募作品が寄せられました。選ばれた入賞作品はいずれも、生き生きと今を生きる美しい姿を映し出しています。本コンテストが、"生命(いのち)"を見つめなおす機会の一助となれば幸いです。

 最後になりましたが、ご応募いただいた皆さま、審査員をはじめ、ご協力いただいた関係者の方々に厚く御礼申し上げます。

日本医師会/読売新聞社

最優秀賞(1点)

  • 「ガンバレ・マスターズ」
    伊藤 雅明(愛知県)

日本医師会賞・読売新聞社賞・審査員特別賞(各1点)

  • 【日本医師会賞】
    「104歳のお誕生日!」
    千田 久(岩手県)


  • 【読売新聞社賞】
    「ゆかいな妊婦さん」
    達下 才子(岩手県)


  • 【審査員特別賞】
    「独り立ち」
    武藤 瑞穂(山梨県)

入選(5点)

  • 「負けるもんか!」
    馬場 このみ(埼玉県)


  • 「101歳・・満面の笑顔」
    富所 上(新潟県)


  • 「巣立ちの悦び」
    長岡 幸男(兵庫県)


  • 「安らぎ」
    中岡 傑(和歌山県)


  • 「家族」
    百﨑 紹夫(長崎県)

佳作(20点)

  • 「飲みすぎ注意」
    若山 治朗(北海道)


  • 「ぼくの手につかまって!」
    五十嵐 敏紀(秋田県)


  • 「語らい」
    岡田 とみ江(群馬県)


  • 「歩いてみるかい」
    栗島 祥次(埼玉県)


  • 「泣かないで」
    佐々木 順哉(埼玉県)


  • 「大きく育ってね」
    三上 豊(埼玉県)


  • 「応援」
    大野 忠(新潟県)


  • 「早朝巡回」
    小林 敏行(新潟県)


  • 「僕ら友達」
    外山 満(新潟県)


  • 「風船遊びで健康増進」
    松澤 忠雄(長野県)


  • 「三匹のかわいい娘」
    與儀 太陽子(長野県)


  • 「雪国に生きる」
    田中 資孝(岐阜県)


  • 「叱られる」
    川田 好夫(滋賀県)


  • 「声を聞かせて」
    片山 智士(京都府)


  • 「泣いたが勝ちよ」
    三宅 憲二(京都府)


  • 「大好き!!」
    武内 隆之(兵庫県)


  • 「赤ちゃん元気かなー」
    藤本 昇三(兵庫県)


  • 「真剣勝負」
    殿川 いづみ(徳島県)


  • 「お盆の日」
    箸方 陽子(香川県)


  • 「ありがとう」
    増田 哲子(福岡県)

※敬称略


審査員からのひとこと
田沼 武能(日本写真家協会会長)

 全体を通して、年々作品のレベルが上がっており、今年も選考にとても苦労しました。写真を上手く撮る秘訣は、何となくではなく目的をもって、撮る人が感動しながらシャッターを切ること。作為が強すぎるわざとらしいものは、感動が薄れてしまいます。感動をした場面を自然に撮ることが大切です。

 「ガンバレ・マスターズ」は、写っている3人が、滑稽に感じるほど一生懸命に、ゴールを見据える、ハードルを飛び越える、転んで苦笑いをするなど三様の表情を捉えています。その姿から、人生の楽しみ・生命を感じることができる素敵な写真です。

 「104歳のお誕生日!」は、104歳には見えないお婆ちゃんの元気な表情。ろうそくの多さに、思わず火消しを手伝っているのはひ孫でしょうか。家族の団欒と微笑ましさがにじみ出た作品です。

 「ゆかいな妊婦さん」は、3人のポーズとその表情が絶妙です。そのオーバーな演出と弾ける笑顔は、次に生まれてくる子どもを楽しく祝福しているようです。

 「独り立ち」は、生まれて間もないであろう雛が、まさに独り立ちする意志が感じられ、神秘的な生命力を感じます。

 今回の上位作品には、どれも撮影者が心をひかれて撮影したすばらしい作品ばかりでした。

椎名 誠(作家)

 以前は人物を主体にした作品が多かったように思いますが、今回の応募作品は例年になく自然や動物の作品が充実していると感じました。生物と人間の交流も含め、写真から物語を感じる作品もたくさんありました。

 「ガンバレ・マスターズ」は、とても楽しい作品。ハードルに引っかかり転倒した人の笑顔からも、たくさんの物語があるように感じました。

 「104歳のお誕生日!」は、これまであるようでなかった作品だと思います。2~3歳の子どもが、誕生日ケーキのローソクを消す姿はよく見る風景だと思いますが、104歳は人生の偉業。その情景に感動しました。

 「ゆかいな妊婦さん」も今までになかった面白い写真。強力な力を持った作風だと感じました。「独り立ち」は、成長というものをストレートに捉えていて、良い写真だと思います。

 受賞作品以外も、全般的に面白い写真が多く、とても楽しく審査させてもらいました。

織作 峰子(写真家)

 「ガンバレ・マスターズ」は、高齢の方々が元気で頑張っている姿が、世の中の人にとって励みになり、このように年を取りたいと誰もが思う、代名詞的な作品です。勇気をもらえますし、三者三様の表情や動きがユニークでした。

 「104歳のお誕生日!」は、ケーキに立てられたローソクの数が見事。最優秀作品と違い、暮らしの中の静かな幸せが感じられます。穏やかな日々を家族がそろって暮らすことを望む人が多い中で、その生活を実現しています。このような家族の姿をずっと見ていたいというメッセージも込められているように思いました。

 「ゆかいな妊婦さん」は、ユーモアがあり、カラフルで、親子の背丈の違いがリズムを生んでいる作品です。いつか母親のようになるという子どもながらの期待感が感じられ、これから生まれてくる兄弟に対するワクワク感、楽しみな気持ちも感じられます。

 「独り立ち」は、鳥の世界の中で生きる生命力を感じました。

ロザンナ(歌手)

 「ガンバレ・マスターズ」は、元気と希望に溢れた作品です。走っている方はもちろんですが、転んでいる方の笑顔からも「まだまだやるぞ、これからだ!」という諦めない心と元気が伝わってきますね。私も同じような年代なので、彼等のように元気で居られたらなと思いました。

 「104歳のお誕生日!」は、まずは被写体のおばあさまが104歳とは思えないほどお元気そうな様子に目を奪われました。お孫さんかひ孫さんかと、一緒にお誕生日を迎えられる喜びが伝わってきます。

 「ゆかいな妊婦さん」は、ほのぼのとした雰囲気ですね。3人の服装も、赤・青・黄色と色鮮やかできれいです。私の孫が産まれる時も、写真と同じように別の孫たちが妊婦さんの真似事をしていましたので、女の子なら誰もが持つ母性本能が現れているのかなと感じました。

 「独り立ち」は、ヒナの様子がかわいらしい一枚。寒そうな中、立ち上がって踏ん張っている様子に心が温まりました。

 今回は、応募者の皆さまが過去の選考の基準をよく分かっていらっしゃるのか、どの作品も「良いなぁ」という印象で、難しい選考でした。来年も元気と希望をもらえるような作品を、お待ちしています。