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令和5年(2023年)12月20日(水) / 日医ニュース

鳥取大学医学部附属病院ワークライフバランス支援センターの取り組み

勤務医のひろば

鳥取大学医学部附属病院ワークライフバランス支援センターの取り組み

鳥取大学医学部附属病院ワークライフバランス支援センターの取り組み

 鳥取大学医学部附属病院は"働きやすさトップクラス"を目指し、2010年にワークライフバランス(WLB)支援センターを設立した。
 設立準備を始めた2009年頃、医師不足問題を背景に女性医師の就労状況が注目を集め、女性医師支援活動が学会や医師会などでも開始されていた。センター開設時には鳥取県と女性医師就業支援事業委託契約が締結され、センター活動の柱の一つとして県や鳥取県医師会と連携し女性医師の就労支援を行ってきた。
 更に、本院WLB支援センターの特色は、「多様な人材を育成し、一人一人が能力を発揮して活力と持続性に富む組織」を目標に、女性医師就労支援だけでなく、医師を含む全ての職種・職員を対象に、(1)働きやすさ支援、(2)メンタルヘルス支援、(3)キャリア継続支援、(4)モニタリング(ワークライフバランス調査)―等を病院の支援の下、10年以上継続的に行ってきたことである。
 本院の代表的な取り組みには、院内保育所(24時間保育)、病児保育室の設置、仕事と育児の両立支援事業(病院業務のための保育サービス利用料金を病院が一部負担)など子育て世代をターゲットにした事業がある。
 支援を行う中での課題としては、男女の役割分担(家事や育児、家族のケア、キャリア形成)に関する無意識の偏り、支援側の職員へのサポートの重要性などが挙げられる。
 医師の働き方改革では、長時間労働の是正と同時に、これまでと同様に大学病院として高度な医療提供、教育、研究、医師確保など、さまざまな責務を果たしていくことが求められる。
 今後も、WLB支援センターでは、医療に携わる全ての職員が自らの能力を発揮し、質・安全が確保された医療提供体制の維持に向け、さまざまな課題に取り組んでいきたい。

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