臨床研修病院選び〜何を大事にしたらよい?〜

「研修医は忙しくて大変」「研修先選びで失敗するとその後に響く」、本当とも嘘ともわからない様々な情報の中で、多くの医学生は「臨床研修」に対して漠然とした不安や迷いを抱えているのではないでしょうか。ここでは、臨床研修病院を選ぶ時のいくつかの切り口について、臨床研修を終えた先輩たちの声を参考にしながら考えてみます。
※本記事は、日本医師会勤務医委員会臨床研修医部会における討議に基づいて構成されています。

 医学生のみなさんは、「卒業したらどの分野を専門にしようか」、「どのような病院で臨床研修を受けようか」と、卒業後のことを考えることも多いでしょう。しかしどの分野に進むにせよ、まずは臨床研修医としてトレーニングを受けることになります。

 臨床研修は、医師としての基本を身につける「自己研鑽」の期間であり、同時に初めての「仕事」の機会でもあります。世の中には様々な研修病院があり、自分が学べる内容も、指導する体制も、経験できる症例も病院によって大きく異なっています。いったい自分はどこに行ったらよいのだろう?という疑問・不安を持つ人が多いのも無理はありません。そこで今回は、様々な観点の中から3つをとりあげて、先輩の声も参考にしながらまとめてみました。

① 教育重視 vs. 実践重視
 しっかり学べる教育が充実した病院と、忙しくても多くの症例を経験できる実践重視の病院、それぞれのメリットは?

② 大学病院 vs. 市中病院
 高度で専門的な医療も行える大学病院と、一般的な疾患を診る機会も多い市中病院、それぞれの特徴や違いは何なのか?

③ ジェネラル志向 vs. 専門志向
 様々な分野を広く経験できるジェネラル志向の研修がよいのか、できるだけ早く専門にしたい分野に特化して経験を積んだ方がよいのか、それぞれのメリットは?

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