英語のディベートなどを通じて優秀な医療従事者を目指す
JIMSA(日本国際医学ESS学生連盟)
私たち日本国際医学ESS学生連盟(Japan International Medical-ESS Students’ Association:通称JIMSA)は、高い英語力と国際的な視野をもった医療従事者になるための研鑽を積む場所を、全国の医学生に提供する団体です。現在は12大学から400人を超える学生が加盟しています。
医療の現場では英語が必要となる場面が多くありますが、医療系の大学のカリキュラムには英語の授業が少ないというのが現状です。そこで私たちは、「一般英語部門」、「基礎医学部門」、「臨床医学部門」の3つの部門を用意し、医療に関する研究発表やディベートなどを英語で行う機会を提供しています。
「一般英語部門」では、毎年6月頃に九州と関東でSpeech Contestを、12月には医療に関するテーマでDebate Matchを開催しています。今年度のテーマは「日本政府は国民皆保険制度を廃止すべきである。」(The Japanese government should abolish the public health insurance.)でした。
「基礎医学部門」では、BMC大会(基礎医学研究発表会)を開催しています。これはチームごとに実験やデータ解析を行い、その成果を学会形式で発表する大会です。今年度の大会は「内分泌・代謝学」のテーマのもと、9月に聖マリアンナ医科大学にて行われました。来年度のテーマは「免疫学」(Immunology)です。
「臨床医学部門」で開催しているCPC大会(臨床病理症例検討会)は、実際の症例に対し臨床と病理の両側面から診断や治療が適切であったかをディスカッションする大会です。
これらの大会を通して英語力はもちろん、医学知識やプレゼンテーション能力など、医療人が身につけておくべきスキルの向上も図ることができます。また、臓器別勉強会を今年度より定期開催しています。
このように、JIMSAではアカデミックなイベントが盛りだくさんですが、8月にはSummer CampというJIMSAの夏最大のイベントがあり、勉強会のみならず、BBQや花火、観光など遊びも存分に楽しむことができます。様々な大会やイベントを通して、他大学の学生とも仲良くなることができます。英語力に自信がなくても、医療英語に興味のある学生は歓迎です!詳細はWEBページやFacebookで配信しております。ご質問などございましたら、WEBページのお問い合わせフォームから、遠慮なくご連絡下さい。
川原 尚行×葉田 甲太 講演会 ~途上国支援の先に~
熊本大学国際社会医療研究会
「国際社会医療研究会(以下、国医研)」は、講演会の開催や、ボランティア・スタディツアーへの参加などを通して、国際医療や地域医療を学ぶことを目的とした部活です。
2014年10月25日、国医研は「川原尚行×葉田甲太講演会~途上国支援の先に~」という講演会を主催しました。葉田甲太氏は映画にもなった『僕たちは世界を変えることができない』の著者、川原尚行氏はスーダン・東北で活動を行っている認定NPO法人ロシナンテスの理事長です。講演会は両氏の講演と、お二人によるパネルディスカッションの三部構成で行いました。
第一部、葉田甲太氏の講演では、学生時代にカンボジアに小学校を建てたことやカンボジアエイズドキュメンタリー映画制作などの活動、それらを通じて考えてきたことから、これからの活動についてお話しいただきました。一度しかない人生、自分の欲望のために生きるのではなく、“人のために”命を使い切りたい、と力強く語られました。
第二部、川原尚行氏の講演では、スーダンでNGOを立ち上げたきっかけやロシナンテスのその後の活動、現在計画中の病院建設のお話をしていただきました。多岐にわたる活動において、常に「つながり」を意識しておられるという姿勢が印象に残りました。
第三部、パネルディスカッションではお二人の掛け合いが光り、大変な盛り上がりを見せました。お二人に共通していたのは、「何事にも挑戦すること」「出会いを大事にすること」「家族を大切にすること」でした。
最後には若者へのメッセージとして、葉田氏からは「自己嫌悪をしないこと。自分に自信をもって踏み出した何気ない一歩によって、出会いが生まれ、おのずと自分の目指す場所が見えてくる。」という言葉を、川原氏からは「その場を楽しむこと。できるだろうという可能思考を持つこと。一歩踏み出してみることが大事。」という言葉をいただきました。どの世代の出席者にとっても、心に響くメッセージが散りばめられた講演会でした。200名近くの方に参加していただけたこと、パネルディスカッションでは様々な世代の方からたくさんの質問があったこと、終了後、「素晴らしい講演会だった。」「来て良かった。」という声を多数いただけたことなど大変嬉しく感じております。今回の経験を糧に、国医研は今後も様々な活動を行っていく予定です。ぜひご期待下さい。
WEB:http://kumamotokokuiken.wix.com/kokuiken
文責:井上 陽美、森 康孝
筑波大学36期生卒業記念講演会
卒業記念講演会実行委員会
2015年3月7日(土)に、筑波大学で36期生卒業記念講演会を開催いたします。講師として感染症コンサルタントの青木眞先生および大船中央病院副院長の須藤博先生をお招きいたしました。青木先生には症例検討をお願いしています。また、青木先生の臨床推論法から鑑別診断の挙げ方や病歴・所見の解釈法を学びます。須藤先生には身体診察のレクチャーをお願いしています。各論的な手技のみならず、身体診察の心構えといった総論から教えていただきます。
主な対象は学生および研修医を含む医師です。筑波大学に所属していない方にもご参加いただけます。講演会のあとには懇親会もございます。
参加ご希望の方は、①ご所属②学年/医師年数③お名前④ご連絡先をお書きのうえ、以下のアドレスまでメールにてお申し込み下さい。お申し込みいただいた方に、懇親会ならびに交通のご案内をお送りいたします。皆様のご参加をお待ちしております。宜しくお願いいたします。
E-mail:tsukuba36th[at]gmail.com([a]をアットマークに変えてください)
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- 医師への軌跡:越智 小枝先生
- Information:January, 2015
- 特集:医師国家試験を再考せよ。
- 特集:医師養成における国家試験の位置付け
- 特集:医師国家試験ができるまで
- 特集:医師国家試験のあゆみ
- 特集:これからの医師国家試験
- 特集:医学生が考える 医学教育、このままでいいの?
- 同世代のリアリティー:法律の世界 編
- チーム医療のパートナー:訪問看護師
- チーム医療のパートナー:介護支援専門員
- 地域医療ルポ:岐阜県高山市丹生川町|丹生川診療所 土川 権三郎先生
- 10年目のカルテ:精神神経科 兼子 義彦医師
- 10年目のカルテ:精神神経科 柳田 誠医師
- 10年目のカルテ:精神神経科 大江 美佐里医師
- 第29回 日本医学会総会 2015 関西
- 医師の働き方を考える:周囲の理解と支援があれば、医師・母・妻を両立できる
- 医学教育の展望:人生経験を医療・医学に活かせる仕組みを作る
- グローバルに活躍する若手医師たち:日本医師会の若手医師支援
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